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03/26/2006

シリアナ を見た/SYRIANA

ジョージ・クルーニーがアカデミー助演男優賞受賞!そしてプロデューサーとしても名を連ねている。そしてまあ、他のキャストも凄い、超豪華。私の好きなポリティカル・サスペンスとなれば見るでしょ。張り切って見た。ちなみに、ジョージ・クルーニーはこの撮影中、頭部に重症を負ったと「GQ」で読んだ。今だに後遺症が少し残っているとか。それでも精力的に映画撮影に取り組み、合間にハリケーン・カトリーナ救済活動にも積極的に参加している。ちなみに、アカデミー賞の商品として総額1000万円以上の物が入っているギフトバックをそっくりその救済ユナイテッド・ウェイに寄付。オークションが行われるそう。

 *ナショナル・ユナイテッドウエイのサイト→  http://national.unitedway.org/

 あ、さて、肝心の映画ですが。石油をめぐって様々な欲望・陰謀が渦巻き、翻弄されるsyriana_edited 人々。最初は遠いところから、でも石油に係わっている多くの登場人物達が徐々に近づいて行く。それぞれのドラマがとてもシリアスで、皆不幸な感じがするのが悲しい。私は以前、「ロード・オブ・ウォー」を見た時、現在世界を動かしているのは政治家ではなく、ビジネスマンだと書いたのだが、この映画を見てもやはり同じ事を痛感した。大企業の利益=国の利益になっている昨今、この作品のように国の利益(経済界の大物=政治家=政府という図式)のために、他国の王子が陰謀のため消されるようなことがあっても、今はもう不思議ではない、と思う。原作がCIA元工作員の暴露本だけあって、「本当?そうなの?」という気持ちと「あー、ありそうだなぁ」と妙に冷静に見てしまった。命を懸けて国の安全のために尽くしてきたつもりだったベテランCIA工作員、実は利権争いの小さな駒として使われていただけだったというショック。まるでマッチポンプのようなからくり。大きなうねりの中に巻き込まれたのは決して欲望で動いている人達だけではないという事が、非情で残酷な図式を浮かび上がらせていた。政治・経済・陰謀・テロという複雑な題材をここまで纏め上げた脚本はすごい。衛星による爆破で全てに終止符が打たれた形で終わるが、本当に悪い奴は眠ったまま。親想いでただ貧しさから逃げ出したかっただけの青年が淡々と成し遂げた自爆テロだけが一矢を報いた感じになっている・・・そういう思いだけが残る終わり方だった。この作品を大絶賛する気になれないのは、そのせいかもしれない。

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03/23/2006

@nifty:NEWS@nifty:デカくなって何が悪い!CからDで解雇「不当だ!」(夕刊フジ)

 アメリカのダンサーが、休職明け、胸が大きくなり衣装が合わなくたって解雇されたとか。不当解雇として訴訟をおこしたそうな。胸だけが大きくなったってあるのかなぁ。きっと、踊ってなかったからそれまで締まってた部分が緩んじゃったのね・・・。 それにしても簡単にクビになっちゃうアメリカってやっぱ怖いなーと思ったりして。(^_^メ)

リンク: @nifty:NEWS@nifty:デカくなって何が悪い!CからDで解雇「不当だ!」(夕刊フジ).

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03/21/2006

ナルニア国物語を見た! NARUNIA

 私は予告が大好きで弱い。予告だけで号泣してしまうこともしばしば。予告で号泣して実際に公開された時、予告ですでに泣きすぎて本編は今イチだった・・となっsub01_imgてしまうことがある。ははは。  この作品は予告編に圧倒された一本だ。まさしく、”ロード・オブ・ザ・リング”を連想させる自然の描写と人間ではないクリーチャーのような姿の大軍勢。そしてなんといっても、”百獣の王”という風情のライオンの姿の美しさに感動すら覚えた。「ナルニア国物語」という名前は知っていたし、いつか本を読もう・・と思っていたが、映画化が先になった。あまりに壮大な物語のため、これまで映像での描写は不可能だったものが、まさに現代技術の進歩とエンジニア達・クリエイター達の熱意によって実現した映画、と言っても過言ではないだろう。sub03_img  

つい、あまりにも美しい特撮技術にばかり意識が行ってしまいそうだが、もちろん、この映画の主役は4人兄妹の子役達。イギリスってさすがだなぁと妙に感心してしまったのは、こんなティーン・エイジャーだって騎士の心得を知っているという設定であること。戦時中の普通の家の子供達だったはずだが、その何たるかをちゃんと理解している。そのような時代の子供の設定ではないのに、ためらうことなく膝を付いて頭を垂れたり、剣を掲げて騎士の誓いを立てたり。イギリス人にとって、騎士道とはやはり理想なのだろうか。また、演じる彼らのその姿が堂に入っているところがまた良い。子供とはいえ、さすがに演劇文化国!と感心してしまった。子供たちの名演と、美しい映像に無心で楽しむことが出来た。自分がイブの娘たちの一人であることがなんだかうれしくて、好奇心とイマジネーションはいつまでも無くしたくないなぁ、なんて思ったりして。

 ちなみに、女王役のティルダ・スウィントンはさすが。「オルランド」という映画の中で、彼女は全く別の時代の女性ど男性を生まれ変わりという設定で演じていて、凄く不思議な設定が非常に印象的だったが、「コンスタンティン」での天使役も強烈だった。ライオンのアスランの声はリーアム・ニーソンの堂々たる声。 ちょっとかっこいい声だな・・と思ったのが、きつね・・なんとルパート・エベレットだった!!えー、もったいない!もうちょっとじっくり聞くべきだったなぁ。

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03/13/2006

MUNICH 「ミュンヘン」を見た!

最近、思うように映画が見れない・・なかなか時間が割けなくて。見なくちゃ、と思った映画が、もう終わってた・・という時のショックったら!「単騎、千里を走る」がそうだった(>_<)。そうなる前にミュンヘンは見ることが出来た。

  323817thumb013  私はこの事件を知らなかった。当時はオリンピックすら理解できる年齢ではなかったので。当時だからこそ、起きてしまった事件なのでしょう。今は選手村周辺の警備は非常に厳重と報道されているし・・。 さて、見終わって、うーむ。正直言って、自分の中にこのストーリーを引き寄せることがあまり出来なかった。実話ベースであることを前提に見ているにも拘らず、自分の中に落ちてこない。それはやはり、遠い国のニュースを新聞で読む・ニュースで見る感覚に近いのかもしれない。『ホテルルワンダ』の名セリフ「怖いね、と言ってデイナーを続ける人々」結局これにつきるのかも。 スピルバーグは、ことさら中立を保って客観的視点からこの作品を撮ることに留意したのではないだろうか。だからこそ、部分的に、アブナーや仲間達の心理的動揺や葛藤に同情したりはするけれど、ストーリー自体に大きなショックを受けたり、涙を喚起したりする雰囲気ではない。しかし、2時間半を超える長さの作品を一気に見せる手腕はさすがだ。

 スピルバーグは、最初何度もこの作品の監督を引き受けることを断っているとか。どうして何度も断って、そしてどうして撮る気になったのか。「スタジオのためではなく、自分のために撮った」と言っているようだが。それにしても「シンドラーのリスト」のように過剰な思い入れは感じられない。テロリストと国家の秘密機関の違いは何なのか?殺人と戦争は違うのか?強い疑問という形もとられてはいない。そこには「と、当時者は悩み苦しんだ」と淡々とした描写があるだけ。そしてもうひとつ、ユダヤ人であるということはどういうことなのか、である。これは、いくら中東の歴史を勉強しても日本人には完全には理解できない事だ。323817thumb002 「俺達ユダヤ人は、他の民族とは違い、誇り高くなくてはならない」すでに何人も暗殺してから仲間の一人が苦しんで発した言葉。選ばれた民族であったはずのユダヤ人、しかし国を失ったのは自らが招いてしまった事。イスラエルに今も住む人々と、先祖が移住して血がユダヤ人のアメリカ人では意識が違うのではないだろうか?日本人には絶対にわかるまい。モヤモヤとしたラストでも、一つだけはっきりとしていたことがある。暴力への暴力による報復では何も解決しない、終わりは来ないということだ。国の大儀の為の行為だったはずが、結局は罪悪感と恐怖に支配されてしまった、主人公アブナー。ラストシーンで、対岸から当時の景色として、あのツインタワーが何気なく、しかし明らかに意図的に映っていたところが、スピルバーグのこの映画の中での数少ない主張のような気がした。

余談だが、私がスピルバーグを凄い!と思えるところに、キャスティングの上手さがある。もちろんスターを使うこともあるけれど、キャラクターを上手く表現できる、ハデではない、へ〜!と思わせるキャスティングに感心させられる事が多い。本作も例外ではなかった。まさかフランス人マチュー・カソビッツがイスラエルの軍人役とは!アメリ以来のお気に入り、監督としてもなかなかなので、うれしかった。

I didn’t know the incident. At that time, I was not the age could understand it even though Olympic. So, about this movie, even though I knew it based on the real story, I couldn’t in it deeply. It felt me like a far country’s story like a word from HOTEL RWANDA, - people said ‘its scary situation.’ but they keep eating their dinner. –

Spielberg shot the film with point of view objectively. We could feel sorry that the members of Mossad had been trembling and fear gradually, but we weren’t shocked so much by story itself and didn’t cry. Although, it is obviously thing that Spielberg is real great director who could make such a long film over 2houre and half, which doesn’t make people board.

Spielberg has refused many times to shot this film, and he decided to shot. I don’t know why. He said he made this film for himself, not for studio. But it was not same as Schindler’s List, it didn’t show his strong insistency and opinion. There were descriptions Mossad members’ suffering. We couldn’t feel strong question like differences of murder, war and terrorism. In addition, we never understand the real meaning being Children of Israel, even if we studied the history of the Middle and Near East and Bible story. “We have to keep dignity of the nation.” Bam making guy said it when he felt suffer after they had killed many targets. Only one message was very clear in this film. We can’t stop violence by violence. Nothing can solve by arms. At the last seen, the twin tower was recognized very clearly. That seemed like a only insistence of the director in this film.

 

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03/07/2006

Crash! クラッシュ を見た!

800e 昨夜、シャンテ・シネで「クラッシュ」を見た。日曜の最終回で、入りはまあまあ。正直ハデに 宣伝はしてないけれど、問題作として、おそらく映画好きには話題になっているはず。と、今これを書いている今日は、アカデミー賞授賞式、なんと作品賞を受賞。なるほど。今年のアカデミーは何かが違うのね。 最初、「一つの車の衝突事故をきっかけに・・・」なんて紹介文を読んだけど、そうではなかった。「クラッシュ」って確かに衝突なんだけど、人々の価値観の衝突、先入観をぶち壊す、感情の衝突・・・様々なクラッシュが描かれていた。わかりやすく、人種差別と偏見という視点から始まる。だけど、単なる人種差別という描き方から、少しずつ変化を見せ、登場人物たちの心の深い部分が少しずつ浮き彫りになってくると、差別と偏見を作り出しているのはその感情を抱いている本人に原因があるということが、はっきりとしてくる。とにかく脚本が素晴らしい。そして登場人物達がそれぞれしっかり演じ切られている。実は最初、始まって30分は正直不快だった。個人的にNYとLAでは絶対NY派の私は、ますますLAには行きたくない・・・と思ってしまった。こんなに殺伐とした街には絶対行きたくない・・と。 しかし、登場人物達が徐々に許せてくる、愛おしくなってくる。みんな、上辺と内面は違うよね、物事上手く行かない時ってあるよね・・・って。 涙して、最後少しだけ温かい気持ちになれて帰れる、素晴らしい作品だった。明らかにハリウッドには新しい波が来ている。ストレートに差別を描くのではなく、現実はもっと複雑でそれすらも日常だということをしっかりと描いている。こういう描き方って、今までは難しかったと思う。個人的には久しぶりに見た、マット・ディロンがとても良くてうれしかった。悪い奴も繊細な男も、やっぱり両方演じられるマット先生健在だった。

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03/05/2006

復活! James Brown!

  行ってきました、J.Bのコンサートへ!!j_brown_051207 友達が、チケットを取ってくれたのだが、たしか、この前は3年ぐらい前の武道館だった。なにしろ、2004年に元妻への暴行で逮捕されたとき、ボサボサ頭のローブ姿みたいな写真を見て、私はものすごくショックを受けた。「もうだめかもなー」なんて。武道館の時、やる気はあった感じだけど、実際JBのパフォーマンスは1時間あるかないかぐらいで、体の切れもやっぱりなくて、「もう70歳だもの当然だよね・・」なんて思ったのだった。だから今回、「一体どんなステージ?」と。まさかまたステージがまた見れるなんて。しかし、それは杞憂だった。どころか、すごい裏切り! まずやせてた。そして、体が切れてる!聞けば、前立腺ガンの手術を受けての復活とか。そしてしっかりしっかりファンク!聴かせる!全盛期に比べればそりゃ、ホーンセクションの数はめっきり減っちゃったし、きっと今は罰金制とかじゃないと思うけど、でもツインドラムにパーカッションという、無敵のリズム隊はさすがです。途中、マイクが2本死ぬという蒼白もののアクシデントがありましたが、スタッフが大騒ぎしている間、キーボードでバンドとのセッションを続けておりました。何しろまさか70を過ぎてあのステップ、そして迫力。まさしく「Feeling Good!」という印象。すごい人だ。そしてさらに、日本語の通訳の方を途中呼び、「世界で今起こっている戦争、争い。みんな愛が足りない。隣人を愛そう!」というメッセージ。老いてなお、変われる、クリーンな自分に戻れるというのもすごい、やっぱり大物・本物は違うんだなあ、と感動した。本当に Soul Brother, Father of Funk だ ! しっかり1時間半のパフォーマンスは70過ぎてて信じられないよお。いいステージだった。ありがとうJB!

I went to James Brown’s concert! When I heard JB would come, from my friend, I was really surprised and glad, but I couldn’t expect the stage. The reason why before I watched his live 2003 in Budokan, he had not been so powerful, just played for a less than one hour. I thought because of his age, it was natural thing. In addition, he was arrested in 2004, at that time I was shocked watching his picture which had been taken when he was arrested. I thought I was never able to watch him. But, he came back!

  The stage was supper cool and really exciting! Although He had an operation for prostate cancer, he is really back, and clean now. Amazing !  His dance was sharp. The band was cool and hot. Twin drum plus percussion were mighty! He is the real father of Funk! Also, he left masage to us, 'War has  been happen everwhere. We have to love each other much more.'  I was touched and excited. It was much much better than my expectation. He performed for one hour and half, it was so great and unbelievable, over 70years old!   Thanks J.B! God bless you!

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