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08/25/2006

ドイツ最後の夜:ベルリン

ドイツ滞在最後の日。ベルリンにただ立ち寄るだけの一日が、少し寂しい。Dvc10052_1

Rostock宿泊していたRadison SAS Hotelは、デザインも斬新、バスタブも部屋にあり、そのわりに値段もそこそこで良かった。11時過ぎに駅に到着すると12時半までベルリンに行く列車がない。仕方なく、ベンチに座ってまったりと待つ。滞在最終日にしてジェットラグを感じる。眠い~。ベルリンまで乗る列車は、Dvc10055 ECローカルの急行という感じの列車だが、新しくてとても快適な列車だった。2時間半車窓を眺め、Gospelを聞きながら過ごす。久しぶりのFread Hamond 何の関係もないドイツの車窓だがちょっと弱くなっている自分の心情に響く。この旅の出来事や、新しい出会いを思い返す。本当に不思議だが、ドイツに来る度にすばらしい出会いがあり、来て良かったなぁと思う。全ては必然なのだと、やはり思う。

 久しぶりのベルリン、今回の宿泊先は以前から泊まってみたいと思っていた、MANDALA sweet 。場所は私のお気に入りの地域Sutadtmitte という場所にある。Dvc10058 以前アパートメントだったビルを改装して、ホテルとして営業しているのだが、キッチンもついていて、長期滞在が可能。実際住んでいる人もいる雰囲気だ。部屋はベッドルームとリビングもあり、広々としていて快適。ちゃんとバスタDvc10061 ブもある。あ~本当にここに住みたい。夜のディナーの約束をしたので、それまでお買い物に出かける。ベルリンの町はバーゲンの最終段階に入っているが、街行く人も、ウィンドウに並ぶ洋服もすでに完全に秋。素足にサンダルなんて私だけ。みんな皮のブーツとかがっしりした靴を履いていたりする。まあ、そうだよね・・。その夜は、彼らの行き着けのイタリアンレストランへ集合。昨夜分かれたメンバー達数人にまた会った。私はどうしても一品だけ、という食べ方が出来ない。やっぱり日本人だからかな・・・。野菜がどうしても食べたいと思うので、サラダをまずorderするが、それだけでお腹一杯になってしまう。他の人は、大きなピザ1枚、とか黒トリュフのフィットチーネ、とかド~ンとしたものを1品食べている。えー、そういう食べ方どうも出来ない。ちょっとずつシェアしていろいろ食べたいけど無理なんのかなぁ。しかし、皆が「ちょっと食べない?」と少しずつくれたのでいろいろ味見。ん~おいしい。で、自分のメインをどうしよう・・と思ったが、イタリアンということで、パルマハムと牛肉のなんとか・・ってやつをorderしたら、思いっきり私が食べきれない数の肉が。2切れ程度食べて、他の人に分ける。それでも3分の1ぐらい残し、「何のために頼んだんだー」と思いっきりヒンシュクを買ってしまった。ひぇ~いつもの私ではないのだよ、これは。絶対残さない主義なのだけど、orderがやっぱり自分のペースでできないってつらい。Dvc10067

別れ際、またいつものように、お目当ての彼との別れのセレモニー。「残念ながらしばらく日本には行けないみたい」という状況を聞く。だからまたベルリンで会おうね。はぁ~、どんなに疲れても、スケジュールきつくても、生活費ぎりぎりでも、それ以上の出会いや、来なければ体験できないものがあるので、また私は来てしまうのだろうな。素敵な時間を神様ありがとう。今後の皆の活躍ぶりと、私達一人ひとりに素晴らしい計画がありますように!

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4日目・ドイツ最後のコンサート

バンドメンバーは、夜通しバスでドイツの北の港町、Rostock へ移動。私とゲストピアノのDonは手配してもらったホテルに宿泊し、翌日ICEとECを乗り継いで、Rosctockへ。5時間半電車に揺られた旅だった。Donは1等の指定席を持っていたが、当然私は持っていないので、当日切符を購入し別々のシートで移動、ハンブルグで乗り換える際、ホームで会って、ECに乗り換えた後、食堂車(バーに近い)で落ち合って、1時間半いろいろお話をしながら過ごした。彼は数々の経験と現在も一線で活躍するフュージョン界のスターだが、本当に気取った所が無く、何の関係もないはずの私とも気さくに打ち解けてくださり、むしろ音楽業界の人間でないなら話はしやすい、とおっしゃってくださった。自分の事務所の名前の由来や、モンタナの自然の話、家族の事、クリスチャンについて・・・、話は尽きることが無くあっという間にRostockへ到着した。ホテルのロビーではミュージシャンとマネージャーが丁度打ち合わせをしていて、「15分後に出発するから!」と言われてしまい、あわててチェックインをした部屋へ上がり、着替えて降りてくDvc10042 る。 実はここでトラブルが。電車の中で女性に一ヶ月に一度やってくるものが来てしまった私は、準備をしていなかったので、非常にあせり、ホテルならあるかもしれないと、フロントの女性に聞いてみた。仕事用の英語は分かるのだが恐らく完璧ではないのだろう、その女性はもう一人の女性スタッフを連れてきて「私自信が無いからお願い」という感じだった。再度説明すると、彼女は頷きながら奥の部屋へ入り、小さなダンボール箱を持ってきた。中には、サニタリー関係の品々が。中を探すと、タで始まるものはあったのだが、方法が違う私が欲しい方がない。これじゃあないタイプのは無い?と聞いたら1パックまるごと持って登場した。ロビーで私と女性2人でなにやらヒソヒソやっているところで、後ろからマネージャーから「出発するよ!なにしてるの?」と声がかかり、あわてて「今行きます~~!」と叫ぶと女性スタッフも大笑いしていた。とりあえず必要数は確保。お願いしてみるものだ。(女性にしか分からない苦労話でした!)

 イベント開催者のハイヤーに便乗し会場へ。ドライバーは綺麗な女性。Rostockはヌーディストビーチがあるって聞いたんだけど・・と話してみると、Donが気持ちいいかもしれないが、ティーンエイジャーには危険だ!とアメリカ人らしい話になる。というか、個人的にはヌードになって過ごそうとは絶対思わないから・・といったら、ドライバーの女性から、「やってみるべきよ~。慣れると気持ちいいわよ。」Donもフリーって感じがする、と言っていた。んー、多分やらないな、私は。

 Dvc10043_1 会場に到着・・・見た目ぼろぼろの倉庫のような建物、外側にテントが張られ、そこがバックステージだとの事。ギターのJohanによると倉庫の建物の中には何もなくてステージしかないんだとか。トイレも仮設が外にあり、着飾った女性達が列を作っている。それでもさすがドイツ!なのは、ちゃんと外にバーがあって、ちょっとの隙にもワインやビールを楽しむ人々がいる。この日はリハは早くに終わっていて、コンサートのスタートも早い。私も早速中へ入る。Dvc10044 自分の席は何処だろう・・・とうろうろしていたら、声をかけてくれた会場の係の女性・・先ほどのドライバーだった。「何処にでも現れるわよー」二人で大笑いした。私の席は9列目の中心より若干右よりで悪くはないが、3列先に鋼鉄の柱があり、前の男性がずっと首と体を傾げているのが気になる。ま、仕方ないか。

 コンサートはバンドだけではなかった。ハリウッド映画でもすでにお馴染みになっているドイツ人アクター、アルミーン・ミュラー=シュタール(ナイト・オンザ・プラネットのタクシードライバー、わが心のボルチモアの移民一家のおじいちゃんが印象的)が、小説を読み、そのストーリーの合間にバンドが演奏するという演出になっていた。朗読はとてもすばらしかった、老人のはずだが声に張りがあり力強い。しかし、恥ずかしながら、ドイツ語なので何の話なのか全くわからなかったけど!会場にいて、理解していないのは、私だけじゃないか?と思った・・はは。この日のバンドはなかなか大変だったようだ。彼が朗読の様子を見ながら次に演奏する曲を決めているのは明らかだった。恐らく、リハとは全く違うステージになったのだろう。後で聞いたが、サウンドチェックはしたが、朗読とのリハは無かったため、本番に初めて内容も知ったそうだ。Dvc10046 ショーは素晴らしいものになった。さすが!そしてこれこそJAZZ、というステージを楽しめたと思う。観客は大満足、大喝采だった。終了後、バックステージで軽く乾杯。皆満足そう。良かった良かった。ホテルに帰ってのディナーでは、彼が「普段はこんなことしないのだけど、今日は皆本当にありがとう。素晴らしいステージになったと思う」とスピーチ。その夜、ご機嫌のバンドメンバー一行は深夜バスでベルリンに戻り、私は一人ファンシーなホテルに宿泊し、翌日電車でベルリンへ向かった。

 

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ドイツ3日目・雨降って・・・

 朝、11時にホテルを出発の予定。部屋にバスタブがなかったので、やはりどうしても疲れを取るために・・と理由をつけつつ、朝8時に起きてサウナへ行く。スチームバスはこの日はミントの香り。とってもすっきりする。誰も居ないので、まったりと使用し、デッキチェアに座ってのんびりと着替えた。天気がよい。日本に来る前の天気予報は曇りと雨マークばかりだったが実際は結構お日様も見るので良かった。日が当たるとやはりジリジリとするが、風は涼しい。

  この日はBochumから車で移動。フランクフルトよりもさらに南西に下る、Dermstain という場所へ。とても田舎なので、どんなに頑張って探してもこの日のコンサートの会場は自分では確認できなくて、最寄りの駅らしいところの周辺で聞こうと思っていた。でもツアー一行と一緒に移動できることになったので、一安心。ところで、ドイツの道路事情だが、高速道路・・多分・・は日本の高速道路と同じ様相なのだが、日本の道路のように情報を伝えるシステムがない。日本の首都高や高速道路、バイパス道、都内では一般国道でさえ、タイムリーな情報を伝える掲示板が必ず付いているし、それがあたりまえのようになっている。

工事中の情報や、事故があった場合など、渋滞何Kmなど情報が発信されているが、ドイツではそれがない。この日、とっても道路が渋滞していて、反対車線はスムーズに走っているのだが、こちらの車線だけが渋滞。「ラジオで情報が流れているんじゃないか」と付けてみたりしても何もない。看板もない。ドライバーはただ、いらいらと少しずつ、一体なにがあったんだ?と進んで行くしかないのであった。 結局は工事渋滞だったのだけど、それなら尚更、もっと前から工事の情報を伝えることは出来たのではないか?と思うのだけど。ドイツの人達は我慢強いらしい。それとも、情報網が整備されている日本の方が特別なのかなあ。Dvc10056

 車や電車の窓から見る風景は日本にいるのかと、思うほど私には違和感がない風景が続く。この国と日本はとてもよく似ている。ただ、集落が見えるとその建物や広がり方が独特なので、ドイツだ・・と気づくけれど。それと風力発電の風車を頻繁に見かける。まさに環境に配慮の国というイメージ。

 突然ブドウ畑が両側に広がった。コンサート会場に近づいてきた。その地帯はドイツ国内でも有名なワインの生産地帯だそうで、この日のコンサートはワイナリーの側の広場に作られた特設ステージでの催し。夏はこういう地方でのJAZZフェスティバルのイベントが多いそうだ。まさに手作り感覚で微笑ましい。

 簡単にサウンドチェックを済ませた後、会場に程近いレストランで夕食を取る。歩道に張られたテントの下で、風を感じつつ食事。まさにドイツの田舎のレストランというメニューだそうで、私には全ては理解できないので、解説してもらいつつ考える。 Dvc10037ご飯の上にラタトゥユと羊のチーズが乗っているものをオーダー。お皿が来てびっくり、チーズはコロッケのように衣がついていて、大きい四角のものが、ドンと乗っかって出てきた。げ、こんなデカイチーズ食べられない。とりあえずトライしてみると、チーズがとてもあっさりしていて、普通のチーズ臭さとこってり感がない。今回食べた初のドイツらしい一皿だった。食事中急に雷が鳴り始め、風が強くなり、やはり雨が降ってきた。最初は少しだったので、テントの下で食事を続けたが、途中から風が強くなりまさに嵐のような強い雨に、たまらず全員レストラン内に移動。コンサートは・・・すでに1番目のバンドが演奏している所だったようだが中断された。1時間ほどすると雨は上がり、また陽が差してきた。先ほどの嵐が嘘のように、柔らかい夕日が差している。会場へ行ってみると、避難していた観客達も戻ってきた所。大きめの紙ナプキンが配られ、濡れた椅子を拭いDvc10036 て座った。雨上がり、空気がとても澄んで感じられて気持ちよい。3番目のバンド演奏が終わる頃には日が暮れて、空には沢山の星座が見える。4番目、コンサートの最後が目当てのミュージシャンバンドだが、今回のステージは豪華。ドラムとパーカッションが並んでいて、ベース・ピアノ・ギター、リーダーがトランペット。Dvc10040 しかも、前日の3人のピアニストの中の一人、Donがゲスト出演するというおまけ付き。夜空に輝く星座と上質の音楽の共演に、素晴らしい夏の夜を堪能。周囲の観客は皆殆ど手にワイングラスを持ち、ワインと音楽に酔うという感じで、コンサートの雰囲気はとっても盛り上がった。

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ドイツ2日目・すばらしいコンサート

2日目の朝、ホテルの7階のスパ、サウナとスチームバスに行った。一人の女性が入っていたが、彼女は私に「おはよう」と言ってくれた。まさに裸の挨拶。ドイツのホテルのスパは、世界中にあるメジャーなチェーンホテル以外は殆どユニセックス、男女区別なし。最初知らずにスパをチェックに行ったら、いきなりはだかのオヤジがサウナから出てきて悲鳴を上げそうになったことがある。日本人じゃないからいいか・・と思ってもやはり見られるのはいやなので躊躇するが、だいたい、人がいないことを確認してから利用する。

 のんびりとサウナとラベンダーの香りがするスチームバスに入り、デッキチェアが置いてあるエリアでノンビリと休憩。こんなに心地よくくつろげる時間は普段あまりないので、本当に幸せな気分だった。その後朝食のためレストランへ。そこで、偶然にも・・本当はちょっと期待していたが、今回の旅行の目的である大好きなミュージシャンに会う。久しぶりに会った彼は少し日焼けをしていて、雰囲気がちょっとラテン系になっている。元気そうでうれしい。他のメンバーと共に歓談をしつつノンビリと朝食をとった。食べる前から彼に会ってしまったので、ちょっと緊張してあまり沢山食べられなかった・・あはは。Dvc10008_1

夕方の出発時間まで少しだけ時間があったので、ホテル周辺を散歩。緑が本当に多くて歩いているだけでも気持ちよい。住宅街と、サッカー場やイベントホールなどがあるエリアが隣接していて、あとは大きな道路が通っている場所。んー、ちょっと寂しいというか何もないに等しいエリアかもしれない。Dvc10009_1

 

この日は昔鉱石を加工していた工場でのコンサート。Hattingenというこの町はドイツ一の炭鉱地帯だそうで、昔はいくつも工場があったが皆閉じてしまった。その後その工場を恐らくその地域で利用し、イベントスペースに変えた。ドイツにはこのような施設が沢山ある。またその再利用方法がとてもユニーク。工場内部はリモデルしてあるのだが、外枠や、シンボルになる大きなプラントなどはそのまま残してある。その雰囲気がとても良い。Dvc10026

 今回のLIVEはこの工場のある地域が一ヶ月催していたピアノフェスティバルの最終日。私が大ファンであるミュージシャンはトランペットプレイヤーだが、プロデュースもしており、今回は彼が選んだタイプの違うピアノプレイヤー3人とドラム・ベース・トランペットのバンド編成。ステージには2台のスタインウェイが置かれている。Dvc10029ツインピアノだけでもワクワクなのに、ピアノプレイヤーが3人もいるなんて!一体どんなステージになるのだろう!  実際3人は違うタイプのプレイヤーで、年齢も3人とも違う。一人は28歳のドイツ人Michael Wollny。彼のピアノは自分の中からあふれ出るメロディーを、若いエネルギーで紡いでいくように、力強くそしてとってエモーショナル。すごい。そしてちょっとシャイではにかんだ感じの笑顔を浮かべるルックスに、会場の女性達がまさにフーッとため息を付き、彼にハートをつかまれたのを目撃した! 2番目のプレイヤーはアメリカ人、Benny Green。年齢は43歳だが、細身で小柄な彼はとても若く見える。彼はクラッシックジャズが得意なようで、この日の演奏はエンターティメント性の高いとっても華やかなイメージだった。指が他の人より1本多いのではないかと思われるような演奏。「奥様は魔女」のテーマソングの演奏がとっても楽しくて、楽しめた。日本だったらきっともっと盛り上がったんじゃないかなぁ。 そして3人目のプレイヤーはベテラン、様々な経歴を持つ素晴らしいプレイヤー、Don Grusin。日本人プレイヤーとの共演も多く、彼はJAZZというカテゴリーに納まらず、ワールドミュージックを演奏してきた人。その彼のプレイは穏やかで、彼がとても温厚な人なのだろうな・・と想像させるような音。他のプレイヤーとのセッションを気持ちよく楽しんでいる印象を受けた。Dvc100343人ずつ3セットのステージの後、ツインピアノで、2人ずつのセッションを3パターン、その後バンドメンバーと3人のピアニストでの共演。ピアノ2台でどうやるのか?と思えば、1台に1人、もう1台に2人という配置・・・曲(コットンテイル)を演奏中ピアニストは一人ずつ、横に移動し、3人がスイッチしながら演奏を続けるという、すばらしい演出があった。 こんなステージ見たことない!タイプの違う3人がお互いをぶつけ合い、時には相手に合わせたりして、自分達自信が一番楽しんでいるような、素晴らしいコンサートだった。こんな演奏はやはり、ここ、実際にこの地に来なければ見ることは出来ない。やっぱり来てよかった・・と素直に感動。

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08/18/2006

忙しいバカンス・ドイツの旅一日目

今年の2月にベルリンに週末旅行で行って以来のドイツ。(前回の週末旅行は、ちょっとやりすぎ。反省・・)何度目かの旅なので、まあ慣れているから・・という妙なおごりが?あり、飛行機の予約は早かったが、それ以降何もしていなかった。まあ、飛行機さえ取っておけば後はなんとかなるから。しかし、今回もやはりハードな旅程(5泊だが、4箇所訪問!)なので、移動中気が抜けない。前日の夜中からパッキングを始め、結局1時間しか眠れずに出発。だってネットで見た天気予報では滞在中ほぼ曇りか雨。気温は16~22度。東京から真夏の装いだけで行って寒い思いをした以前の記憶が蘇る。だからと言って、移動が多いのに大きいカバンは持って行きたくない。だから服装を考えるのに、非常に時間がかかった。結局この夏、ドイツで着ようと楽しみにしていた新しい、白いワンピースは置いていくことに。とほほ~~。だって結局寒くて着込むことになったら意味ないし。

 出発は新オープンの成田第一南ウイング・・・これが、混んでいた。そうか、やっぱりまだバケーションシーズンなんだ。なんとチェックインカウンターで1時間も待った。これはシーズンの所為なのか、それとも他の問題?出国時も長蛇の列で15分程度並んだか。そのため出発前に売店で買おうと思っていたものを見る時間が殆どなく、汗をかきつつ飛行機に乗り込んだ。エアーは満員で、チェックイン時、座席番号を振り分けることができないため、ゲートにて再度チケットを交換。こんなの初めて。これがシーズン真っ只中の旅行というものなのかな・・。良く考えたらバケーションシーズンの海外旅行はこれが初めてだ。これがもし、以前と同じ第二ターミナルだったら、もっと混雑してたってこと?んーどうなのだろ。Photo_2

フランクフルト空港での入国も30分待ち。これは、大混乱のロンドンを使わず他のヨーロッパの国へ流れた人の影響もあるかも、と聞いた。確かに。そして、こういう時、日本人で良かったと思うのは、日本人は入国の時殆どノーチェック、10秒で終わる。だが他のアジアの国の人は根堀葉掘り聞かれる。私の前に居たラテン系で、中国の留学生という人は他の友人よりも多くの質問を受け、終いには所持金まで見せていた。お気の毒。その後電車で移動時も、なかなか空きが無く、列車を選ぶのに時間が掛かってしまった。しかし、その後またまた間抜けなことを!  SバーンでMaintzという駅へ移動。そこからICEに乗るつもりで待っていたホームに入って来た車両が、自分が乗るものかどうか一瞬迷ってしまった。自分の目的地は知っているのだが、何処行きの電車に乗るのか見ていなかったのだ。チケットをちゃんと見ると、電車番号が書いてあるのだが、前もって確認していなかったので、これでいいの?と見比べている内にドアが閉まった。ホームにいる人に尋ねたところ、その電車であっているという。あ・・と思ったけどもう動きだしてしまった。ということで、また汗をかきながら、予約の取り直し。40分後の特急を予約。とほほ~、今まで何度も電車でドイツ国内を移動しているが、その度に若干不安・・あはは。

無事、特急に乗り後は目的の駅で降りるだけだが、ボンに止まったとき、なにかアナウンスが。どうやら何かの理由で遅れるらしい。ざわつく人々。ドイツ語がわからない私はじっと待つしかない。30分後、再度アナウンス、さらにざわつき、降りる人も。向えに座っていた人がドイツ語で話しかけてきたが、「すみません、ドイツ語わからなくて・・」と言ったら英語で話してくれた。彼はカナダ人で、ドイツ語は話せるが、完璧ではないらしい。線路近くで爆弾がなんとか・・それで止まっているらしいのだが・・と教えてくれた。さらに隣に座っていたドイツ人ビジネスマンが、駅員に現状を聞きに行くが詳細は分からないという。爆弾!?それから10分ぐらいして、突然列車は動き始めた。お、良かった・・と思ったらまた何か放送が。次のローカルの駅でまた止まるという。「2個目の爆弾がみつかったそうだ」とドイツ人ビジネスマンが説明してくれた。私とカナダ人はそれは深刻なのではないか?と話していたら、後ろの方から別な男の人が、「戦時中の不発弾だよ。建設現場で見つかったやつの処理。爆弾はすべてがテロとはかぎらないよ」と笑いながら話してくれた。あ、そういうことかー。東京でもあるがやはりドイツにもあるのだなぁ、と理解。その後カナダ人と話が弾む。今年の冬香港へ行くが、来年は是非東京へ行きたいと思っているとか。彼は世界をまたに駆けてコンサルタントの仕事をしている人で、すごくパワフル。是非日本で仕事をしたくて、日本の文化を勉強しているとのこと。伊丹十三の「たんぽぽ」と「お葬式」がお気に入りで、日本のコメディセンスは、すごく面白くて優れていると大絶賛だった。ネットで友達から教えてもらった日本のテレビ番組映像で、サルがスーパーで買い物をするというやつが、ものすごく笑えて面白かったと言っていた。是非、彼が日本に来た時、沢山ある日本の笑いに触れて欲しいと思ったりして。817bech

その後列車はさらに3個目の爆弾を発見したらしく、結局2時間遅れで目的地に到着。クタクタでホテルについて、シャワーを浴びてすぐに寝てしまった。

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08/06/2006

「幸せのポートレート」 を見た

Main01_3000  キャスト全員が、ほぼ主役級(レベルの差はあるが)のこの作品、映画会社の作戦は「ラブ・アクチュアリー」の名前を敢えて出すことで、あの作品と同じようなカテゴリーの作品・・と、観客に期待させる効果。実際、チラシやポスターもキャストの顔を並列に描き、似たようなデザイン。温かいヒューマンコメディというカテゴリーに、悪い印象を持つ人はあまりいない。 あれっと思ったのは、ポスターなどの扱い、ストーリー運びも含めて、メインはサラ・ジェシカ・パーカーだと思うのだが、彼女のクレジットは6番目。どうやらこういう、いわゆるオールスターキャストの場合、クレジットはどうやらアルファベット順のようだ。何しろサラ・ジェシカの成功は、あくまでテレビ界。そういう意味ではハリウッドもいろいろ気を使うのねー。作品はクリスマス休暇の時期のストーリーなので、全く関係ない時期の公開はちょっと残念・・・でも見終わって、ちょっと納得だった。

 Stone03_800x600_1 まず、「ラブ・アクチュアリー」を引き合いに出すことが間違っているかも。クリスマス・シーズンということが共通なだけで、他は根本的に違う。さらに言えば、L.Aを5つ星だとしたらこの作品は星3.5というところか。部分的に良いシーンやエピソードはあるのだが、本筋としてちょっと無理がある。美人のキャリアウーマン、勝ち組のはずの彼女が初めて訪れた、彼の実家で一人浮きまくり。しかし彼女最初からビッチに描かれているので、観客としても同情したくても同情しきれない感じ。それに妹役クレア・ディンズ、良いとこ取り過ぎ。第一、プロポーズしようと思っている恋人を実家に連れてきたという設定なのに、その恋人が傷ついて飛び出した隙に、妹に恋するか?っていうか妹何しに来た?って感じにどうしてもなってしまう。 いくら最後、全て丸くおさまって、めでたしめでたしになったとしても、観客は何となく「う~ん・・」という気持ちが残って終わってしまう。それに、なによりこの家族、あまりにも長男の恋人に冷たすぎ。で、後半彼女が持ってきたプレゼントが、家族の心を動かすのだが、感動的に見えてちょっと設定が安易に思えたのは私だけか。思い込みや外見だけで、人との距離は縮められない、心を開いて初めてお互い分かり合える・・というメッセージは感じることは出来るが、手放しで拍手できない感覚が残ってしまった。ストーリーの組み立てが小作品レベルと言える残念さ。結構豪華なキャストなのに。

 個人的には、サラ・ジェシカがSAC以降初めて映画でもまともなキャラクーを演じられた作品なので彼女自身については評価したい。ダーモット・マローニー、久しぶり・・と思ったらやはり若干老けていたのがちょっとショック。この人、なかなか飛躍できないのが気の毒。アクがないからかもしれない。基本的にいい人の役が多く、イメージもそう。悪役からいい人に転換できて成功してる人はいるが、ケビン・ベーコンのように悪役も出来る俳優へ成長するのは難しいのかも。やはりいい人だけの男はつまらない。ちょっとワルの部分も欲しい・・と勝手におもったりして。

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