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08/06/2006

「幸せのポートレート」 を見た

Main01_3000  キャスト全員が、ほぼ主役級(レベルの差はあるが)のこの作品、映画会社の作戦は「ラブ・アクチュアリー」の名前を敢えて出すことで、あの作品と同じようなカテゴリーの作品・・と、観客に期待させる効果。実際、チラシやポスターもキャストの顔を並列に描き、似たようなデザイン。温かいヒューマンコメディというカテゴリーに、悪い印象を持つ人はあまりいない。 あれっと思ったのは、ポスターなどの扱い、ストーリー運びも含めて、メインはサラ・ジェシカ・パーカーだと思うのだが、彼女のクレジットは6番目。どうやらこういう、いわゆるオールスターキャストの場合、クレジットはどうやらアルファベット順のようだ。何しろサラ・ジェシカの成功は、あくまでテレビ界。そういう意味ではハリウッドもいろいろ気を使うのねー。作品はクリスマス休暇の時期のストーリーなので、全く関係ない時期の公開はちょっと残念・・・でも見終わって、ちょっと納得だった。

 Stone03_800x600_1 まず、「ラブ・アクチュアリー」を引き合いに出すことが間違っているかも。クリスマス・シーズンということが共通なだけで、他は根本的に違う。さらに言えば、L.Aを5つ星だとしたらこの作品は星3.5というところか。部分的に良いシーンやエピソードはあるのだが、本筋としてちょっと無理がある。美人のキャリアウーマン、勝ち組のはずの彼女が初めて訪れた、彼の実家で一人浮きまくり。しかし彼女最初からビッチに描かれているので、観客としても同情したくても同情しきれない感じ。それに妹役クレア・ディンズ、良いとこ取り過ぎ。第一、プロポーズしようと思っている恋人を実家に連れてきたという設定なのに、その恋人が傷ついて飛び出した隙に、妹に恋するか?っていうか妹何しに来た?って感じにどうしてもなってしまう。 いくら最後、全て丸くおさまって、めでたしめでたしになったとしても、観客は何となく「う~ん・・」という気持ちが残って終わってしまう。それに、なによりこの家族、あまりにも長男の恋人に冷たすぎ。で、後半彼女が持ってきたプレゼントが、家族の心を動かすのだが、感動的に見えてちょっと設定が安易に思えたのは私だけか。思い込みや外見だけで、人との距離は縮められない、心を開いて初めてお互い分かり合える・・というメッセージは感じることは出来るが、手放しで拍手できない感覚が残ってしまった。ストーリーの組み立てが小作品レベルと言える残念さ。結構豪華なキャストなのに。

 個人的には、サラ・ジェシカがSAC以降初めて映画でもまともなキャラクーを演じられた作品なので彼女自身については評価したい。ダーモット・マローニー、久しぶり・・と思ったらやはり若干老けていたのがちょっとショック。この人、なかなか飛躍できないのが気の毒。アクがないからかもしれない。基本的にいい人の役が多く、イメージもそう。悪役からいい人に転換できて成功してる人はいるが、ケビン・ベーコンのように悪役も出来る俳優へ成長するのは難しいのかも。やはりいい人だけの男はつまらない。ちょっとワルの部分も欲しい・・と勝手におもったりして。

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Comments

はじめまして。TBお返しさせていただきます。
後半のプレゼントの場面、油断するとだまされてしまいそうですが、私も同感でした。

Posted by: KEIKO | 08/08/2006 at 03:39 AM

KEIKOさん、ありがとうございます。
クリスマスムービーっていいですよね。それだけにこの作品はちょっと残念でしたね。

Posted by: Sis.C | 08/08/2006 at 02:53 PM

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Tracked on 08/08/2006 at 03:22 AM

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