「マッチポイント」 を見た!
「マッチポイント」をようやく見ました。予告を初めて見た時から、「あれ、ウッディ・アレンなのにコメデイじゃないみたい!」ということで身を乗り出し、何より、ジョナサン・リース・メイヤーズとスカーレット・ヨハンソンという美形男女の共演、ミステリアスな恋愛の駆け引き・・これは見るしかないでしょ!!と思ったのでした。
これでもか、と言わんばかりにスカーレット・ヨハンソンのセクシーショット満載。男がくらくらくる目線で撮影されている感じ。自ら「男を狂わせる女」と名乗る女ですから、まさにあっぱれな感じです。仕草や表情だけでなく、酔って自信を増すっていうあたり、男にとって危険な女はこんな感じです・・というお手本のような描かれ方。雨の中畑で寝てしまうシーンはかなり野生な感じでありました。
ウッディ・アレン作品であることを忘れてしまうタッチ
舞台はロンドンだし、イギリス人の俳優がメインだし、普段は恋に落ちた理屈っぽい男の無様な姿が描かれたりするのだけれど、今回は主演が二人とも同系列の美形・・・なんだか年齢を増してもなお、心境地開拓の感じのウッディ・アレン。こんなタッチの作品も撮ろうと思うんだ・・・なんて妙な感心をしてしまう。そう、この人、自分が出演する作品と、自分が出ない作品ではやはりいつもちょっと違う感じ、ではあるけれど。それでもやはり、この作品は異質な感じがする。
しかし、一方で冷静に考えると、今回の作品はコメディではないけれど、全く同じストーリー展開でいつもの、コメディタッチに撮ることも可能なのではないだろうか。特に、後半のスカーレット・ヨハンソンが「どうすんのよ!」と毎日電話してくる中、どうしようどうしようと悩みながら、下手な嘘でその場をやり過ごすあたり、そして何とも苦いような落ち着かないようなラストも、「人生は運・・・かもね」という、ウッディ・アレン独特の斜め目線を感じるものでした。あとはやはり、いつも以上に音楽がとっても効果的に使われていて、この作品の雰囲気を作り上げていたと思います。
私達観客は、あの指輪がまるでネットにひっかかったテニスボールの暗示・・・と思い込み、後半、「もしかして、そうなの?どうなの?」とハラハラさせられるという、とても上手い仕組み。ストーリー・キャスト・音楽・映像と今回は完全にウッディにやられました。私にとって最近の中では、かなりお勧めの作品です!
おまけですが・・・
おまけとして、個人的にジョナサン・リース・メイヤーズの時代がいよいよ来たのではないか?!!と期待したりして。『ベルベット・ゴールドマイン』で見た彼は衝撃的だった。あまりに美形でそしてその目が現実を見ていない人のようで。その後見た「楽園をください」でもやはりその美しさは強調され、さらに危険度が増していた。「こんなに危ない美青年のイメージが強いと、逆にこの人難しいかも・・。」と勝手に心配したものでした。当時は少し線が細かったからなおさらだったかも。その後何本か作品に出たらしいが、私は「アレクサンダー」まで見ておらず、「アレクサンダー」では印象はあまり変わっていなかったが、少し逞しくなっていたかな・・・・でもジャレッド・レトに色っぽさでは負けていた。超ひさしぶりに「MI:3」で見て、危険度は若干中和され、以前のクールな印象に優しそうな表情が加わり、おお、なんか良い風に進化してるみたいでよかった~と安心!(大きなお世話だが)これから彼は本当に楽しみです!!
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Comments
こんばんは!
コメントありがとうございました☆
TB送ろうと思ったのですがうまく貼れませんでした><
ラストやられちゃいましたよね~!
ウディまだまだ健在ですね!
Posted by: きらら | 09/14/2006 09:18 PM
きららさん、ありがとうございました。
本当、今回は驚きました。もう年・・ってことはないんですね。ウディの底力を見た気がします。これからロンドン中心に拠点を移した・・そうなので、生まれ変わったウディ作品が楽しみです。
Posted by: Sis.C | 09/15/2006 12:28 AM
こんにちは!
旅行に行っていましておそくなりました、、、
すみませんん☆
コメントありがとうございます
もじばけでうまくかけないのですふが、、、
これからも宜しくお願いします!
Posted by: mig | 09/22/2006 10:05 AM