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05/14/2007

「ブラッド・ダイヤモンド」を見た!

 本格的に、映画界はアフリカ・ブームなのだと思う今日この頃。コミュニケーション技術の発展で世界は本当に近くなっているし、資源が豊富なアフリカは経済において、欧米諸国とはダイレクトに繋がっている。

 昨年私が見た映画の中でアフリカが舞台の作品が3本。「ホテル・ルワンダ」「ナイロビの蜂」「ダーウィンの悪夢」 ナイロビの蜂だけはフィクションだけど、ケニア最大のスラム街でのロケを行っており、その現状は十分伝わってきた。ホテル・ルワンダは、「アフリカ映画は当たらない」という映画界のパラダイムにより、アカデミーノミネート作品にもかかわらず日本での公開が危ぶまれてしまった状況だった。それが今はどうだろう?私自身が昨年は多忙により、鑑賞本数が極端に減ってしまったのに、それでもアフリカ作品は3本。見れなかったアフリカ作品は今年も現在までまだある。人々の意識が良い方向に変わってきたのだ・・・と思いたい。Wallpaper3_800x600

とは言え、正直やっぱりアフリカが舞台の作品って、見に行くまで私の中では若干腰が重くなってしまう。題材が重いんじゃないかな・・・とどこかで思っているような気がする。しかし、アカデミーノミナーであるデカプリオの演技を見逃すことは出来ないので、チケットは早々に入手していたため、終わる前に行かなくっちゃ、ということでようやく見に行った。

アフリカが抱える問題の多くが分かりやすく描かれている

 なんだか妙に身構えて、あまり楽しみにしていかなかったのに、すぐに内容に引き込まれてしまった。ストーリーがとても良くできていて、脚本がいい。アフリカが抱える多くの問題が非常にわかりやすく、こじつけではなく自然に描かれていて、説得力があったように思う。こう言うと語弊があるかもしれないが、欧米諸国がアフリカ諸国間の戦争に介入したり、政府を支援しようとしたりしても、それは無駄なのだなと、今は思う。複雑すぎるのだ。その歴史といい、人種・部族間問題といい、そして人々の意識・文化・性質の違い・・・さらにそこに現在もなお、先進諸国の身勝手な行いが入り込んで、事はより複雑になっていく。326034view005 作品中に「援助をしようとやって来ても、結局みんな何も変えることができなくて、疲れて帰っていく」というようなセリフがあった。欧米人が自分達の感覚で、自分達の物差しでこの国の人達を見て、状況を計って、自分達の感覚で人助けをしようとしても、価値観が違うアフリカの人達には決して全てが有効に働くとは限らないということだ。暴力による政治改革という名の横暴により、多くの難民が生まれている現状と、むりやり人殺し集団に洗脳される少年兵、アフリカの地を食い物にしようとする先進国・・・、それでもアフリカの大地を愛し、消してこの大陸を出ようと思わない人が殆どなのだ。アフリカ人だから。殺されてしまったバーテンダーは、その典型として描かれていたと思う。

本当に素晴らしかったデカプリオ

私はディカプリオのファンである。それは、彼の演技が上手いからで、見た目のファンではない。これまで個人的に勝手に残念に思ってきたことは、彼の演技の上手さは、そのアイドル的人気のために正当に評価されずらかったことだ。「ギルバート・グレイプ」を見た後、ビデオで「ボーイズ・ライフ」を見て、この子はすごいと思った。その後、日本で公開された彼の映画は全て見ているが、年を重ねると共に、役者としてきちんと成長してきていると思う。「ディパーテッド」とこの作品はあまり間が空かずに見ることが出来て(レオにしては・・・だけど)うれしい。 不思議ななまりの英語を話し、今まで一番タフに見える役。かなりの悪なのに、やっぱり繊細な部分は残っている?と自分の持ち味をきちんと生かしたキャラクター作りに成功している。

 人を変えることができるのは、やはり人の心

Blood_d_800x600_1  多くの支援団体やジャーナリストが乗り込んでいるにもかかわらず、この国の現状が変わらないのは、人々の気持ちや考え方が変わらないから。しかし、自らの執念、子供への強い愛で、必死に前進しつづけたソロモンは、結局自らの手で運命をつかんだのである。そんなソロモンと行動を共にするうち、徐々に何かが変わり始めるアーチャー。ソロモンのような愛のための必死の行動が、自らの進む道を開きアフリカの国々を中から変えていけるのだと思う。必死でダイヤを追い求めながら、進んでいくアーチャーとソロモンを見ながら、アフリカを救えるのはアフリカ人以外ないのであると悟らされたような気がする。

赤土を血まみれの手で握り締めるアーチャーの姿に、涙しそうになったのは自分では以外だった。悪人のはずだったのに、最後には変わっているのは甘くないか?と思う人もいるだろう。個人的には、この辺は環境が彼の人間性を成型してしまっていたのだが、ソロモンとマディに出会い、また何人かの暖かい人との出会いにより変化が起こっていったと理解した。多少の設定の甘さは目をつぶりたい・・・。はっきりとしたラブ・シーンがないままに、お互い愛し合っていたアーチャーとマディの、妙にロマンティックな切ないラストの電話シーンを素直に良かったと思いたいからだ。

個人的にアフリカの子供たちや医療のために活動している団体へ小額だが寄付をしているのだが、正直言って、私には何もしてやれないから・・と思っている。現地へ行ってみたい!と思った時期もあった。でも今は、私が現地へ行ったとしても結局は何も出来ずに帰ってくるだろうと思う。彼らは、私が思うよりもずっと力強くて、したたかに生きているのだろう、とも。せめて、それでも現地で頑張って活動している団体を間接的に応援していきたい。ちなみにダイヤモンドについては・・・はは、とりあえず、自分で買うことはなく、私には縁遠いものなので、紛争ダイヤへの意見は私個人は特になし!!

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Comments

Sis.Cさん、またまたこんにちは^^v
TBありがとうございました。

>アフリカを救えるのはアフリカ人以外ないのであると悟らされたような気がする
おおっ、納得です。
アフリカの抱えるあまりにも多くのそして根の深い問題が観ていて辛くなってきましたが、そんな中、ソロモンの純粋な家族をおもう愛情や行動に救われました。

それにしても、レオ様の演技も感動しました☆

Posted by: happy-clover | 06/12/2007 at 10:25 AM

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