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05/24/2009

グラン・トリノ を見た!!

監督として、俳優といて数々の名作を生み出したクリント・イーストウッドの最高傑作!!という呼び声高く、予告を見て、予想通りのハードボイルドぶりを感じ、なんとしても見なければ!!と思っていた、「グラン・トリノ」。ようやく本日みることが出来ました。

  イーストウッド作品は私には「許されざる者」が最高、「ミリオンダラー・ベイビー」がその次・・・というのが今までの感想だったのだけど・・・この「グラン・トリノ」はこの2本に並ぶ感じだろうか。 人生の終焉を迎えようとしている偏屈親父・・・生より死を饒舌に語る、暗い影を持つその人生。しかしその最後に、これまでの人生の後悔を払拭するように、前向きに力いっぱい生きたその姿に、感動の涙・・。

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 人間は好きで頑なになるわけではなく、基本的には皆人とのコミュニケーションを求めているんだろうなぁ、とこの作品をみてあらためて思った。

時代の遺物、だがスポーティで力強く、美しいデザインを持つ、フォード グラン・トリノ が、この主人公を象徴するように扱われていて、とても映画のセンス良い。

ラスト、不意に流れるイーストウッド自身の歌声。やばいー渋い。悲しいけれど、でも笑顔で見れるラスト。途中からイーストウッドの声がジェイミー・カラムに変わり、そのセンスに完全にやられました。

 脚本がとても良い。実際の自分達の育った町を題材として書かれたそうだが、現代のアメリカのリアルな問題と、人間として尊厳を持って生きるってどいうこと??みたいなものが、しっかりと描かれていた。

ウーム、やっぱりこの作品が最高傑作と言ってもいいみたいだなー。 とにかく沢山の人に見てほしい。

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「レボルーショナリーロード」を見た!

休眠から覚めたように・・・超久しぶりに記事を書く。(*^.^*)

 レオとケイト、タイタニックのカップル再び…という話題性が先だったこの作品、監督がケイトの旦那様でイギリス人と知り、今回はある意味二人の演技派の共演が見られるのだな、と期待した。 テイストとしては、ケイト・ウィンスレットのこれまでの作品に近い感じがする。レオは会社勤めの亭主という普通の人の役は無かったはず。でも、二人が夫婦として向き合う姿を見た時、この二人は共演者として相性がいいんだなあ、と思った。脚本が良く、監督も撮りたいものが明確なのだろう。曖昧なんだけど、その気持ちわかる気がする…という、形の無い不安と小さな幸せみたいな物が、人工的に理想的に作られた住宅街を象徴として描かれている。少し極端な描き方ではあるけれど、自分達の未来に沢山の可能性を夢見てたのに、現実の日常は地味でワクワクする事は無くて、だんだん光が消えていく感じがしてしまって「こんなはずじゃなかった」と焦り出してしまう可能性は理解出来る。 

 設定は20世紀始め?電話もアナログ、タイプライターも初期のもの。古き良きアメリカ・・・という雰囲気の残る時代。笑えるのはアメリカ人サラリーマンの出勤風景は、今の日本のそれとそっくりに描かれていること。本当にそうだったのかもしれないけど、皆殆ど同じような色、デザインのスーツで黙々と歩く人達の波。恐らく、つまらない日常の象徴のように描かれていたのかも。

 歯車が狂ってしまった夫婦の最後はとんでもない悲劇で終わる。 

夫は妻との幸せを優先し、妻は自分の幸せを優先した結果の結末だった。女性は男性よりも欲が深い・・・のかもしれない、と思ったりして。

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